がんセンターとはその名の通り、がんを患う患者さんが、検査や治療のために来院・入院する場所です。そんながんセンターで働く看護師は、病棟では入院される患者さんを、外来では診察や検査等に訪れる患者さんの治療をそれぞれサポートします。手術・化学療法・放射線治療といった、さまざまな医療を受ける患者さんの立場に立ち、臨機応変に対応することになります。

特に病棟勤務の看護師の場合は、特定の患者さんと関わる時間が長くなるものです。ここでは、そんな病棟勤務の看護師のスケジュールにスポットを当ててみたいと思います。出勤したらまず一日のスケジュールを確認し、患者さんの情報収集をします。患者さんの様子、注意すること等を確認して、患者さんにケアをする準備をします。

そして日常業務として、バイタルチェックを行います。検温・血圧測定・点滴等の時間は、患者さんとコミュニケーションを取れる大事な時間でもあります。この時、患者さんの感じていること、抱えている思いなどをしっかり聞くことが重要になってきます。そこから、さまざまなことを総合して観察し、患者さんの状態を予測して、少しでも苦痛を緩和できるように努めなければなりません。

特に、がんの精神的苦痛を和らげることは、看護師の大事な任務となります。患者さんと家族の話を聞き、抱えている思いに寄り添うことが何よりも大切です。病気や死に対して不安を抱くことは、人として自然な感覚です。それをどのように捉えて最期まで生きていくのが理想的かを、患者さんや家族、治療にあたる全ての医療従事者と共に模索していくことになります。